宝珠院の基本情報|アクセス・受付時間・宗派など
寺院名:三縁山 宝珠院(芝公園)
宗派:浄土宗
本尊:阿弥陀如来
創建:1685年(貞亨2年)(増上寺の塔頭)
所在地:東京都港区芝公園4-8-55
アクセス:都営三田線「芝公園駅」から徒歩約5分、増上寺から徒歩約7分
御朱印受付時間:9:00〜17:00(変更の可能性あり)
公式サイト:増上寺塔頭 三縁山 宝珠院
宝珠院の御朱印|月替わり・見開きで楽しむ個性派御朱印
月替わり・見開き御朱印(令和4年8月『鍵しっぽのさび柄子猫と禊萩』×辨才天)
宝珠院には、通常の御朱印をはじめ、季節の御朱印やまめ御朱印などもあります。今回は、月替わりでデザインが変わる見開きタイプの御朱印を拝受しました。
参拝した令和4年8月は『鍵しっぽのさび柄子猫と禊萩』というタイトルのデザインでした。
左側にはタイトルにある猫と禊萩があしらわれています。
「鍵しっぽ」は、しっぽが鍵のように曲がった状態を指し、幸運を呼ぶ象徴とされています。
「さび柄子猫」は、黒とオレンジが入り混じった毛柄の猫です。
「禊萩(ミソハギ)」はお盆の時期に精霊棚や墓前に飾られる盆花です。
ひとつの御朱印でここまで情報量が多いのも珍しいですね。
右側には「辨才天」と書いていただき、「辨」と「天」の文字は力強く堂々とした筆致が印象的でした。中央には鮮やかな葵色の葵紋が押されており、紙面に清涼感と彩りを添えていました。なお、辨才天のほか、本尊である阿弥陀如来、薬師如来、閻魔大王も選ぶことができます。
個性あふれる組み合わせが楽しめるため、月ごとに異なる御朱印を集めたくなるような魅力があります。
※このデザインは現在「復刻版」としても授与されています
鍵しっぽのさび柄子猫と禊萩(ミソハギ)「阿弥陀如来」 – 三縁山 宝珠院

宝珠院の参拝体験|増上寺のすぐそばで出会う、現代的な寺院のかたち
2022年8月14日、増上寺を参拝したあと、徒歩数分の場所にある宝珠院を訪れました。
到着すると、モダンな本堂と、その右手に広がる弁天池が目に飛び込んできます。本堂は、いわゆる伝統的な寺院建築とは異なり、現代的で洗練された佇まい。そのスタイルは芝公園の緑とよく調和しており、都心にありながらも心がすっと落ち着く空間でした。夏の暑さの中でも、弁天池がもたらす涼やかさに心が和らぎました。
本堂の阿弥陀如来坐像に手を合わせ、心静かに参拝したあとは、月替わり・見開きの御朱印を拝受しました。
御朱印のバリエーションが豊富で、どれを選ぶか思わず迷ってしまいます。月替わりのデザインも魅力的で、毎月訪れる楽しみがあります。
静けさと個性が共存する宝珠院は、都会のなかでふと立ち寄りたくなるような、不思議な魅力をもったお寺でした。
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